老後を迎えるアメリカ国籍が 日本でハッピーなこと6選 #005

今回は24年ぶりに戻り住んで再発見した「日本に住んで良かったこと」をお話ししたいと思います。
日本に里帰りすると3日でホームシックになった
日本では目標を達成したと感じることができた時点で、アメリカに帰国しようと思っています。体が動けるうちは日本との往来もあるでしょうけど、早くアメリカに帰って落ち着きたいのです。
アメリカに帰った後、きっと、今アメリカに帰りたいと思う気持ちと同じぐらい、日本を恋しく思うでしょう。
永住権を取得するまで、辛いことがある度、日本に帰りたいと思ったものです。永住権以降、日本を恋しく思ったことは… 一度もありません。
いつでも里帰りできるということもあったかもしれませんが、いざ里帰りすると3日でホームシックになってしまうのでした。海外旅行に行ってもアメリカに戻ってくるとほっとしたし、アメリカ一周した時は、マンハッタンの夜景がバスの車窓から見えた時は、泣きたくなるほど嬉しかったです。
24年ぶりの日本に住んで、改めて日本が好きに…
日本が嫌いでアメリカに行ったというわけではありません。今でももちろん大好きです。
街はきれいだし、食べ物はおいしいし、風景は美しいし、家族もいます。私のふるさとです。24年ぶりに日本に住んで、改めて日本の良さを再確認しました。その一方で、アメリカに住んでいたからこそ感じる違和感もありました。
今回は、24年ぶりの日本で感じた帰国腐女(今思いついた言葉)の「日本に住んで良かったこと」についてお話ししたいと思います。
日本の医療システム ★★★★
眼科に行った時のこと。待合室で年配の女性が「朝起きたらなんか目の調子が悪くて」と来院の理由を語っていました。アメリカではありえないことです。まるで「コンビニに牛乳を買いに行く」ような感覚で、病院に行けるなんて星ヨッツではないでしょうか。
しかも、たいていの検査が同じ場所で同じ日にできるのはすごいんです。別の機会にアメリカの医療システムについて話しますが、骨粗鬆症の検査では、受付からディクサ検査を経て診断まで1時間かかっていなかったです。アメリカだったら数週間ですよ。
保険でしっかりカバーしてくれるのも、ありがたいです。
マルチタスクをこなす日本のコンビニ ★★★★
食料品、日常品、嗜好品、ATMがあるのは、アメリカのセブンイレブンもそうだけど、荷物を受けたり送ったり、コピー取ったり、公共料金を支払ったりなんて、日本のコンビニは凄すぎる。その業務をこなす店員もすごい。しかも、それぞれのコンビニのオリジナル商品も、安くておいしい。早朝や深夜でも灯りのついたコンビニを見かけるとホッとします。
日本にはなくて、アメリカのコンビニにあるものといえば、ロト(宝くじ)と入口のドアに貼られた身長計の目盛り。たまにオレンジボール。おそらく銃も。そのうちマリファナ。
富士そばで思い切りすする蕎麦 ★★★★
麺が食べられる場所ならどこもそうなのですが、思いっきりすする喜びったらないですね! アメリカにもおいしい蕎麦もラーメンもありますが、絶対にすすっては食べません。だけど、日本は「すするのがマナー」のようなもの。すすらないとおいしくないですよね。
以前、日本への里帰り前によく聞かれました。「行ったらまず何したい」。即、「富士そばに駆け込む!」と答えていました。今でも富士そばで蕎麦をすすると、本当に日本に住んでよかったと思うんです。
家で魚を焼くことができる ★★★
料理はあまり得意ではありませんが、アメリカではよく自炊していました。アパートメントビルディングの小さな部屋で料理をすると、ニオイが外のホールにもれます。焼き魚のニオイはあまり好まれないことを知りました。エレベーターにまでおよんだニオイに乗り合わせた住人が顔をしかめているのも見かけました。
大学の休み時間にかっぱえびせんの袋を開けた時もクラスが大騒ぎになりました。アジア人のクラスメートが「それ美味しいんだよね」と言ってくれなかったら、どうなっていたことでしょう。
焼き魚の香ばしい匂いが暮れなずんだ夕方の路地に漂う。日本の美しい風景だと私は思います。
食パンが美味しい ★★★
日本のスーパーの食パン、安くておいしい。アメリカで生活し始めた頃は、パンがまずく感じられました。最初はベーグルも喉につかえてうまく食べられませんでした。
慣れるとベーグルのおいしさも、硬いライ麦ブレッドも、美味しさを感じるようになりましたが、日本のふわふわ食パンは日系の食料品店以外では手に入りません。
一般のスーパーにポテトブレッドという食パンがあり、日本人の友人と「日本を思い出すぅ」と言いながら食べたことはあるんですが、量が多くて残したものを1週間放置しておいたのにカビない。「防腐剤」の三文字が頭をよぎり、それ以来食べていません。
物価が安い ★★★
全般的に日本は物の値段が安いです。老後の生活を物価の安い東南アジアや中米で過ごす人がいますが、私なら迷わず日本を選びます。日本で生活して数年。いまだに無意識に買い物の時「ドル換算」をします。日本では3日分の食料費がアメリカの1日分にもなりません。
ラーメンもスーパーのお弁当も安すぎるような気がします。東京の家賃だって、自分が住んでいたアメリカと比べたら、考えられないほどです。これって何かシステムの問題もあるんじゃないでしょうか。たとえば、日本の給料があがらない原因にもなっているとか…
物が安いと移住組にはありがたいことなので、引き続きお願いしたいところですが、一度、海外で暮らして、日本を見直すのもいいかもしれません。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
↓大学院を中退するまでの短い期間に作成した動画です。