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40代で骨粗鬆症が判明 - 60歳いまの骨密度は? #008

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今日は自分が骨粗鬆症であると分かった時のこと、その治療についてお話ししたいと思います。アメリカの医療システムも垣間見れるかもしれません。

まさか40代の自分が骨粗鬆症になるなんて!

最初は、何気なく受けた会社のクリニックでの超音波テストでした。素足を機械の上に乗せて超音波をあてるヤツ、数値結果がレジのレシートのように出てくるアレです。

結果を見たナースが「病院に行って診てもらった方がいい」と言いました。その時まだ40代。「まさか骨粗鬆症であるわけがない」と軽く思っていましたが、ファミリードクターにアポを取りました。

日本であれば整形外科に行けば全てそこで済むのでしょうが、アメリカの場合はそうはいきません。

加入している保険にもよりますが、まずは自分のかかりつけ医(ファミリードクター)にアポを取り、提携している画像検査センターへの紹介状をもらってからになります。簡単に書きましたが、ファミリードクターからの検査センターに行くまで、数週間がかりです。出血や膀胱炎などでない限り、すぐに診てもらえません。

検査センターでは、DIXA(ディクサ)という骨密度を計測するベッド型の大型検査器に寝そべり、腕を胸の上部でクロスして、腰上から大腿部のあたりをデバイスが行き来します。10分程度で測定は終了します。着衣OKでした。

検査結果はファミリードクターに送付され、ファミリードクターからの連絡を待ちました。ええ、待ちました(再度)。

そこでドクターから「間違いなく骨粗鬆症だね」と言われ、骨密度をあげる薬を処方してもらいました。ドクターとの会話は5分ほど。これだけでも、しっかり請求されました。

私のファミリードクターは専門外だったせいか、薬の処方だけで、特別なアドバイスもなく、数ヶ月後の再検査ということになりました。

インターネットで調べてみると、食事や運動、日光浴など、骨粗鬆症を改善するための処置はいくつかあるようです。

そもそもなぜ骨粗鬆症になったのか原因も知りませんでした。牛乳やヨーグルトは積極的に摂っていたし、カルシウムやビタミンDをはじめとしたビタミン剤も飲んでいたし、ジムにも通っていました。

これもネットで分かったことなのですが、ある疾病や、更年期障害による女性ホルモンの減少も一因になりうるとのこと。当時はひどい睡眠障害もあり、体調は万全ではありませんでした(これがのちの早期退職につながっていきます)。

高額な医療費に改善が見られず、治療をあきらめる…

治療といっても、今まで通りの生活に、処方薬(ボニーバという名前だった)を服用するだけ。骨粗鬆症ですから「ころばない」ことに注意する生活が始まりました。ジムでも筋肉をつけるウエイト運動を増やしました。

処方薬はジェネリックだったので毎月20ドルほどでしたが、検査センターからは600ドルの請求書が届きました。保険に入っていてこのお値段です。

治療と呼ぶには悲しいので、秘かに骨貯金を呼ぶことにしました。でも、次の検査も、その次の検査でも、骨貯金による改善は見られることなく、2年経っても、私の骨はすっかすか(想像)でした。きっとあの薬は、おしっことともに、流されたのでしょう。

今思えば、なぜ専門医に診てもらわなかったんだろうと思います。おそらく、骨粗鬆症をまだ軽く診ていたこと、これ以上、医療費にお金をかけたくないという思いがあったのかもしれません。どの時点かうろ覚えですが、処方箋も定期検診もやめてしまいました。

日本で骨粗鬆症治療を再開する

日本に来て、自分が骨粗鬆症であることを思い出し、日本の整形外科はどんな診断をするのだろうと思いました。近所の病院に行き、医師に説明すると、即「検査しましょう」と。地下にあるという検査室に誘導されると、そこにはあのベッド型検査機ディクサがいました。

検査を終え、数分後、再び医師のもとへ。具体的な数値と骨の画像を見せられ、改めて「骨粗鬆症」であることを確認しました。アメリカでは「osteoporosis(オステオポロシス)」と呼んでいたので、こうして漢字で見ると、改めて重い気分になりました。

話を聞いてくれる医師で幸いでした。飲み薬を続けても効果がなかったこと、今は効果的な注射があるということをネットで知ったことなどを言うと、月一回の注射(ボンビバ)とグラケーというビタミンK2の服用を提案されました。K2は骨粗鬆症の治療に有効だと言われています。所要時間1時間、診療費4500円ほどでした。

この治療を続けて8ヶ月経った昨年暮れ、腰椎正面の骨密度が80%まで戻りました。残念ながら大腿骨の骨密度度は70%以下で、まだ「骨粗鬆症」という状態です。

日本は若い人の骨密度と比較し70%以下で骨粗鬆症と呼ばれます。年齢にもよりますが80%以上が正常です。

骨粗鬆症がころぶと…

アメリカで自分が骨粗鬆症とわかってから、2度ほどひどく転んでいます。1度目は顔を打ち、2度目は膝を打ちました。どちらもすぐに立ち上がれないほどでしたが、自分では骨折していないと思いました。顔は病院で診てもらい「折れていないようだね」とのお見立てでしたが、数年後、副鼻腔炎の検査でレントゲンを撮った時、「昔、骨折したことある?」と聞かれました。この時、骨粗鬆症の現実に向かいあった気持ちになりました。

2度目の転倒はロンドンの地下鉄で、この時は、自分の不注意と転んだ事実がショックすぎて、骨折まで頭がまわりませんでした。痛みはあったものの歩けたので、骨折はしていなかったと思います。

実は私、〇〇なんです…

ここまで、さんざん骨粗鬆症の話をしてきましたが、骨粗鬆症の前に、私は膝変形関節症の診断を受けています。30代後半で正座できなくなるほど、膝の軟骨がすり減っていました。

日常生活でさほど痛みはないのですが、階段の上り下りはどこか難儀ですし、手をつかないと地べたから立ち上がれません。椅子やトイレから立ち上がる時も、「立つぞ」と膝たちに言い聞かせます。いわゆるフレイル症状(のひとつ)です。

痛みはさほどないけど、ぎこちない。いつも竹馬に乗っているような感覚です。だから転びやすい。人混みや街中の自転車がとても怖いです。

膝変形関節症はゆるく進行しています。50代後半になると、一万歩以上歩くだけで膝の内側がぎゅうっと痛くなり、しばらく痛みが続きます。マッサージすると徐々に良くなっていきますが、たまに鋭い痛みで夜中目を覚ますこともあります。

大腿部の筋肉をつけること、足首を柔らかくすること、足裏を刺激することを普段こころがけています。20年以上、私の膝は頑張ってくれています。いずれなんらかの医学的なケアが必要になると思います。

自分の足で歩くという当たり前のこと、感謝です。

骨粗鬆症の話から、つい膝変形関節症の話までしてしまいました。アメリカの医療システムのあり方を思うと、日本の医療機関は、神的に優秀です。ありがたいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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