旅するおばさん(ときどきノマド)

おばさん一人暮らしが気ままに時々一人旅するブログ

60歳の新米日本語教師。突然の定年退職→新しい旅立ち#003

f:id:frugirl:20220323110932j:plain

定年を目前にしての授業で、落ち込んでしまった。

3か月かけて留学生に日本語を教えてきたけど、全然進歩していなくて、「日本語の勉強は好きですか」と聞いたら、「面白いじゃない(面白くない)」と言われてしまった。

日本語教育の教員養成コースで聞いた教授の言葉。「覚えないのは生徒が悪いんじゃない。教え方が悪いんだ」と言われた。その通りだ。私の責任。

生徒の能力に合わせて教材を選び、「易しい→難しい」と文型積み上げをしてきたが、教え方はまだ暗中模索。私は新米日本語教師なのだ。

2018年に日本の大学に編入して、2020年、卒業と同時に日本語教師になった。幸い機会に恵まれて、対面もオンラインも自分なりに準備して授業をしてきたが、私自身が成長していかなくてはいけない。(生徒にとって教師が未経験だろうが関係ないのだ)

コロナ禍ではオンライン中心の授業に。授業も、対面とオンラインでは違う。オンライン授業の便利さはあるが、PCの画面だけで教える限界を感じるし、生徒全員が理解しているか、伝わってこない。

オンライン授業は絵をふんだんに使った状況を見せながら説明する教材が有効だと思う。フリー素材のいらすとやさんにはマジで助けられた! ありがとう!

カメラをオフしてゲームしている生徒もいたけど、それでも感情的になることなく辛抱強く教えてきた(と思う)。

一方、日本語を教えてきて、心が震える感動の瞬間はいくつもあった。生徒が「ああ、そうか!」「わかった!」と閃く瞬間。ふつうに日本語で会話が成り立ちはじめた瞬間。希望校に合格して報告してくれた瞬間。日本語を教えるのは、本当に楽しいと思った

私を採用してくれた会社には、オンライン授業オンリーということもあって、同僚の先生と話をすることもなく、喜びもジレンマも共有する機会はなかった。私がなかなか成長できなかった理由の一つである。

社長には「頑張ってくれてありがとう」との言葉をいただき、定年後の再雇用を提案してくれたけど、労基と相談したという新しい給与はあまりにも低すぎ、1日8時間週5日勤務・月16万円(残業代別)って、どうなんだろうと思いました。しかも、授業のない時は営業をするんだとか。交渉をしたけどうまくいかず、結局、ていねいに辞退してしまった。

日本語教師の待遇はあまりにも低すぎると思う。シニアの再雇用状況も、これでいいのか日本?

もし可能なら日本語は教えて続けていきたい。できることなら、日本語学校にも通えない勉強したい外国人を対象に。でも、ボランティアではなく。

今、私が教えている生徒は、いわゆる「富裕層」で、日本のおこずかいは「50万円」などの強者もいて、いわゆる銀のスプーンをくわえて生まれてきたご子女たちで、それはそれで面白かったけど、給料16万円の価値の教師がおこずかい50万円の生徒を教えるのもあれだし、少しでも社会のためになるほうが、私が日本語教師になった意味があるんじゃないだろうか

今、いろいろ考えているところ。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

youtu.be